出版社内容情報
気がついたとき、少女は森の中にいた。そこは<グリーズランド>という中世ヨーロッパ風の世界。あらゆるものが灰色だった。襲いかかる獣からなんとか生き延び、ある農夫の家で暮らすことになった。少女は記憶をなくしていたが、日本から来たことと、母親の行方を追っていたことだけを覚えていた。やがて少女は、農家から奴隷商人に売り渡されてまう。自由をうばわれた少女は、貧困・差別・犯罪・戦争などがはびこる過酷な世界を旅しながら、サバイバルしていく。異世界ファンタジー・シリーズ第1巻。
内容説明
ここは灰色の世界、グリーズランド―森には得体の知れない生き物が棲み、悪臭ただよう街には、怪しげな者たちが行き交う。ホームレスの少年窃盗団、売り買いされる奴隷たち、戦火を逃れてくる人々…わたしはなぜ、こんな場所に迷い込んでしまったのだろう?少女の過酷なサバイバルを描く異世界ファンタジー・シリーズ第1弾!
著者等紹介
黒野伸一[クロノシンイチ]
1959年神奈川県生まれ。2006年、『ア・ハッピーファミリー』(文庫化にあたり『坂本ミキ、14歳。』に改題。)で小学館主催の第1回きらら文学賞を受賞し、作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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