出版社内容情報
佐藤後をめぐりついに角福戦争が勃発した。史上最大の金権総裁選、田中金脈、ロッキード疑獄。「政治とカネ」の激動を描く第四弾!!
内容説明
官僚支配の政界で革命児・田中角栄がついに決起した。“プリンス”福田赳夫との全面対決で総理総裁の座を争った角福戦争では、金権選挙を大展開した田中が逆転勝利。だが、絶頂の田中を金脈問題、ロッキード事件が直撃する。「三角大福中(三木・田中・大平・福田・中曽根)」の権力抗争、椎名裁定、三木おろし…。雌伏の時を過ごし発足した福田政権に仕掛けられた「大福抗争」。それは終わりなき角福戦争の第二幕であった。シリーズ第四弾。
目次
第1章 異端児の決起(「佐藤のあとは福田」;佐藤派分断工作に走る二階堂 ほか)
第2章 激突!角福金権戦争(「佐藤派の四分の三は取ってみせる」;「佐藤が、福田支持の約束を取りつけてくれるはずだ」 ほか)
第3章 勝者の誤算(「列島改造」と「日中国交正常化」;「男が戦場に行くのに、女を連れていくことがあるかい」 ほか)
第4章 「政治とカネ」の迷走劇(飛び出した「金脈問題」と「越山会の女王」;「断固、辞めるべきではありません。中央突破をはかりましょう」 ほか)
第5章 総理総裁の敗北(「わが輩は、“党の出直し的大改革”を断行する」;赤字国債発行と成田空港開港 ほか)
著者等紹介
大下英治[オオシタエイジ]
1944年、広島県に生まれる。広島大学文学部を卒業。週刊文春記者をへて、作家として政財官界から芸能、犯罪まで幅広いジャンルで旺盛な創作活動をつづけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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