出版社内容情報
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目次
湖辺で
春睡綺譚
良い旅を
あのひとに
ラブ・コメディ
そのあとの
夏の日記
ベリー・サマー
走る
セオリー
パーリデイ
pro(f/c)essor
到達
rain radar
往信
探偵と天使
草津、湯畑のそば
具象と灯籠
まちあるき
たばかり
橋と水/ペテルブルク
早春賦
百年前
著者等紹介
佐々木朔[ササキサク]
1992年生まれ。神奈川県横浜市出身。早稲田短歌会を経て、現在「羽根と根」同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みつ
13
初めて出会った歌人(1992年生まれ)。掲載誌ごとに分けられた23の章からなる。一頁に収録された歌の数も二首を中心にしつつ一首、三首の章があるのは、掲載誌を踏襲したものか。全体に軽い表情が目立つ中、謎めいた状況のもの、上の句下の句の脈絡を欠いたもの、断片的なもの、散文的なもの、つぶやきをそのまま無造作に歌にしたように読めるもの・・など様々な手法が織り込まれ、一筋縄ではいかない。そこに若々しい感情をそのまま歌うものが挟まれるので、その輝きが一層際立つ。短歌の多彩な世界をおおいに堪能できた一冊。2025/07/29
バーニング
2
『羽根と根』が創刊して以来ずっと読んでいたので、佐々木朔の歌集が出るというのは単純に嬉しかった。場所について書かれた歌が好きだ。 さっきまで寝ていた犬がもういない北公園の秋の夕暮れ(p.48) 三ノ輪橋から早稲田まで乗るときの都電のように折りふしをゆく(p.60) 2025/06/30
Noy
2
★★★★☆ 帯にある一首がやはり一番好き。 連作は、地の歌的な歌が弱いものが多い気がした。 全体的には好きな歌集だった。2025/04/30