目次
うまくいえない
君を想う
初恋
どんなにおさえても
天体に続く階段
叫んで
やわらかさについて
いるはずないのに
グローブと大きな白いもの
今日のきみ
夕明かり
わからない
ごめんの約束
遠い太陽、欠けない月
大事なもの
ふるえる惑星
ひとしきりの永遠
こころの都合
星に願いを
愛
著者等紹介
白井明大[シライアケヒロ]
詩人。2004年『心を縫う』でデビュー。詩集に『生きようと生きるほうへ』(丸山豊賞)ほか著書多数
カシワイ[カシワイ]
漫画家、イラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん1007
44
優しい言葉と、優しいタッチの絵のコラボレーション。深呼吸をして、身体と心の力を抜いてみたくなる。何気ない、日常的に使う言葉で紡がれている。相手を想うこころは、相手にに通じるし、自分自身にも力を与えてくれる。2023/10/26
Maki
27
言いたいことがうまく言えなくて、ため息。風に混ざってゆく。風はいつも感情を記憶させて、呼び起こすこともあるから気をつけてね。2021/01/24
うー(今年も遅くなります)
22
タイトルと、カシワイ氏のやわらかなイラストが好みで手にとった。『うまくいえない』『こころの都合』、読後ふっと脳内をよぎるほど本当にすてき。2022/01/23
諏訪かおん
8
カシワイさんとの出会いの本。どうして中を見て購入を決めなかったのだろうか、というくらい石井明大さんの詞と、カシワイさんの絵が合わさって、ものすごい大きなパワーになって私の心に刺さる。過去のつらさ、今の悩み、将来やりたいこと。自分自身、大切な家族、推しさん。いろんな想いが次々に感情移入していく。でも決して簡単じゃない。難しくて、よくわからなくて。何度も読んで、何度も泣きそうになる。いつか全部が、わかる気もしない。それでもいい。それでいいと思う。"耳の横をふっと通り過ぎていくやわらかい風のよう"に軽くて深い。2023/12/14
チェアー
8
詩は甘ったるくて、言葉にも飛躍はない。わかりやすいけど。銀色夏生を思わせるような詩。カシワイの絵は相変わらずいい。絵を見るために買っていい。2021/02/16