韓国文学の源流 短編選<br> 驟雨

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韓国文学の源流 短編選
驟雨

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  • サイズ 46判/ページ数 432p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784863853683
  • NDC分類 929.13
  • Cコード C0097

内容説明

ある日突然戦争が始まった。ソウルが陥落。砲弾に追われ、行き場を失った人々は逃げ惑う。夫が北に去ったあと、社長秘書とは名ばかりの愛人として生きるスンジェと婚約まで考えた彼女がいるヨンシクの道ならぬ恋の行方は…。戦争によって運命を狂わされていく人々の姿を描く韓国の文豪廉想渉の長編小説。

著者等紹介

廉想渉[ヨムサンソプ]
1897年、ソウル生まれ。1912~1919年、日本に留学し京都府立二中を経て慶応義塾の大学部文科予科を中退した。東亜日報記者となり、帰国。1920年に創刊された文芸同人誌『廃墟』の中心人物。1921年、短編「標本室の青蛙」で実質デビューし、中編「万歳前」(1924年)で地歩を固める。1926~1928年には再来日した。その後、作品を量産し、その代表作が長編「三代」(1931年)である。1936年に旧満洲の新京(長春)に渡り、当地の朝鮮語新聞『満鮮日報』の主筆を務めた。1946年、ソウルに戻り、活発な創作活動を再開、1963年に没するまでの約15年間に代表作「驟雨」(1952~1953年)をはじめ長編10余篇、短編100余篇を残した。1954年、芸術院会員。号・横歩

白川豊[シラカワユタカ]
1950年、香川県生まれ。1975年、東京大学文学部卒業。1985年、東国大学校(韓国)大学院国語国文学科博士課程修了。九州大学文学部助手などを経て、1994年から九州産業大学国際文化学部教授(朝鮮近現代文学など担当)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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かもめ通信

22
美しく趣きのある装丁と“韓国文学の源流”という言葉に惹かれて手にしたのは、“朝鮮自然主義文学の祖”とも言われる1897年生まれの作家、廉想渉(ヨム・サンソプ)の後期代表作。1952年~1953年にかけて朝鮮日報に掲載された連載小説。韓国の文豪による長編小説ときいて、少々構えて読みはじめたが、構える必要などまったくなかった。生き生きとした文体は読みやすく、日本の近代文学好きの読者にもお勧めできそう。2022/06/16

寄り道

3
朝鮮戦争開戦時の動揺と混乱の描写が真に迫る小説。混乱の中、恋人と離れ離れになった男性が、美しく魅力的な歳上の人妻に、半ば誘惑される形で心変わりする様子が描かれている。人間にとって恋愛という営みは戦時の混乱中であろうが平時であろうが変わることがなく行われるらしい。恋人と3ヶ月程度離れた位で裏切って心変わりするのであれば、元々その程度の気持ちだったのだろう。それともむしろ、戦争が心を狂わせてしまったと受け取るべきなのだろうか。いずれにしても人々の本心が露呈される、それが非常時というものなのかもしれない。 2025/02/01

ミネチュ

0
朝鮮戦争が始まった直後のソウルを舞台にした小説です。 ソウルに北朝鮮軍が攻め込んできて、主人公らが漢江以南に逃げようとしたものの橋が爆破され逃げられなくなった場面から始まります。 主人公の恋人は漢江を渡ることができ、漢江以北には主人公に好意を寄せていた女性が残されます。 そういう恋愛事情を中心にしながら、北朝鮮に支配されたソウルでの生活を描いています。 恋愛事情はあまり興味なかったのですが、(朝鮮戦争)戦時下のソウルの様子は興味深く読みました。 ただ、日本語訳がやや読みにくく感じました。2025/02/01

Sachiko

0
韓国の朝鮮戦争(1950年)勃発時のソウルの市民の様子が描かれていて、韓国の現代史に関心がある人ならおすすめの小説。2019/12/01

ekoeko

0
ある日突然戦争が始まりソウルが陥落。社長秘書で愛人スンジェと婚約まで考えた彼女がいるヨンシクの話なのだけど内容に興味がわかなかった。2019/09/13

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