内容説明
編み物とお茶の時間、庭いじりが大好きな心優しい老淑女、ミス・マープル。趣味の人間観察をもちいた独特の推理法とは…。その他、トミー&タペンス、クィン、パーカー・パインら魅惑の名探偵たちの人間像にせまる。
目次
はじめに ミステリーを再読してみると
第1章 ミス・マープルを推理する
第2章 ミス・マープルの未解決事件
第3章 トミー&タペンスにおける夫婦の絆
第4章 『謎のクィン氏』から学ぶ「影の現象学」
第5章 パーカー・パイン氏の次の一手
著者等紹介
後藤稔[ゴトウミノル]
1963年、兵庫県生まれ。関西学院高等部国語科教諭。自称・愉しい日本語研究家。映画・音楽・古典芸能・推理小説・アニメーション・ファンタジーなど多様なジャンルについて縦横無尽に論述する。生徒たちと「ハリー・ポッター」の結末を予想するという企画で2003年8月NHK教育TV「土曜フォーラム」に出演。著書に『名探偵を推理する1 ポアロ小さな灰色の脳細胞』(書肆侃侃)。上方芸能界に多くの知人をもつ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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