目次
第１部 歴史編（行政改革会議；独立行政法人；二人の大臣；国立大学協会；麻生レポート；調査検討議；遠山プラン；国立大学法人法；参考人の意見）
第２部 証言編（柳澤伯夫氏；水野清氏；太田誠一氏；有馬朗人氏；加古陽治氏；森田朗氏；松尾稔氏；石弘光氏；長尾眞氏；清水潔氏）
著者等紹介
杉野剛［スギノツヨシ］
独立行政法人日本学術振興会理事長。昭和３７年山口県生まれ。京都大学経済学部卒業。昭和５９年旧文部省（現文部科学省）入省。平成１１年から１５年まで大学改革推進室長等として国立大学の法人化問題を担当。その後、私学部長、国立教育政策研究所長、研究振興局長等を歴任し、令和４年より現職（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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「国立大学の法人化」の評価は様々な研究者がそれぞれの立場で書かれていますが、政官学それぞれの当事者の思惑が交差し絶妙なパワーバランスで奇跡的に成立したプロセスだったと感じます。特に法人化対象を一部の研究大学（東大・京大とか）に限定するか全国立大学とするかが裏の争点だったとは知りませんでした。限定法人化の場合、国に残った国立大学に公務員削減圧力が直撃し、悲惨な運命を辿っていたと思うと安易に「国立大学法人化は失敗」というべきじゃないと。2024/11/02
