内容説明
木簡の発見は書の古典に対するイメージを一変させた。木簡は漢人の肉筆の生々しさをそのまま残し、多くは日常的なものなので自由な生命感を持ち、しかも書風は変化をきわめている。今日、先進的な作家の多くは木簡に注目し、展覧会には木簡からヒントを得た作品が多い。絶賛されている『木簡字典』からよく使う文字を選んで拡大した。木簡の書法を応用するために、また鑑賞にもふさわしい、ハンディで使いやすい小字典。
著者等紹介
佐野光一[サノコウイチ]
昭和25年山梨県身延山に生まれる。東京教育大学教育学部大学院修士課程美術学書専攻修了。書学を伏見冲敬、書法を今井凌雪の両先生に学ぶ。現在國學院大學教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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