出版社内容情報
本書はダン・アリエリー教授の設立した行動経済学に基づくコンサルティングファームの著者による、最新のマーケティング・イノベーション論。行動経済学によって「買わせる方法」を解説するものは既に多く、今の社会ではあまり魅力がなくなってきた。それは、持続可能性が低く、顧客を騙して購入させても継続的な関係性が結べないためである。BEworksの役割として「企業のための大学・研究所」という機能がある。これは、実務上の課題?アイデア?仮説・実験・検証?施策提案(新商品の付加価値検証、プライシング、オンライン/オフラインの販路による違いなど)というプロセスの中で、「研究ノウハウの提供」「人の行動を広くデータ収集する」「行動分析による本音と建て前のちがい」などがあり、今回、書籍で初めて公開されることになる。
内容説明
あなたの会社や仕事、ビジネスは、誰かを幸福にしますか?なぜ、顧客を幸せにすることが注目されているのか。ビジネスや投資に持続可能性が求められる今、人を理解する科学的なアプローチとしての行動経済学は、どうすれば、ビジネス現場にうまく応用できるか。最近指摘されている、「再現性」の問題は、どう乗り越えられるか。学術研究とビジネス実務から見た、正しい行動経済学との付き合い方がわかる!
目次
序章 行動経済学は本当に価値があるのか
第1章 ビジネスと幸せと行動経済学
第2章 行動経済学で見た「幸せ」とは
第3章 価値の認識について―幸福につながる価値とは
第4章 顧客から選ばれ、幸せになってもらうにはどうすればよいか
第5章 行動経済学のビジネス活用に向けて
著者等紹介
松木一永[マツキカズナガ]
ウィスコンシン大学(米国)心理学部卒業、ウエスタンオンタリオ大学(カナダ)大学院心理学修士号、及び博士号取得(Ph.D.Psychology)。マクマスター大学(カナダ)研究員、講師を経て、ダン・アリエリー米デューク大学教授らが創業した、行動経済学をビジネス課題に応用するコンサルティング会社「BEworks」(カナダ・トロント)に入社。認知科学分野の知識と研究実績を生かし、顧客コミュニケーションの最適化、データの見える化と戦略的活用など、実験・証拠に基づく事業戦略立案のコンサルティングを多数手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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