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内容説明
子どもが学習を嫌がって「席を立つ」瞬間に生じる、支援者のねらいと子どもの認知との「ずれ(ミスマッチ)」とは何か。認知発達に基づく行動に焦点を当て、教材教具を使った学習の中で起こる様々な事象から、その背景を考察する。子どもがやむを得ず引き起こす行動障害を予防し、子ども本来の学びへの希求が満たされる教育環境を用意するために、大いなる指針となる一冊。
目次
第1章 本書の理論的背景(発達的視点で子どもの行動を見る;発達論的立場と行動論的立場の融合 ほか)
第2章 「席を立つ」理由(大人と子どもの理解のギャップ;視知覚の弱さと行動との関係 ほか)
第3章 誕生から概念形成までの認知発達(認知の3段階;太田ステージ評価と鳥の絵課題―概念形成期における実践的な評価 ほか)
第4章 教材教具を通して働きかける(外界に感覚をひらき、注意を向ける;始めと終わり、「こうしたらこうなる」の理解 ほか)
第5章 発達の階段を駆け上がる子どもの行動障害(無シンボル期からシンボルが獲得される段階へ;「目で考える」段階から豊かなイメージの段階へ)