出版社内容情報
徳川家康が、湿地が広がる辺境の地・江戸をいかにして一大都市へと変貌させたのか? 本書は、その壮大な都市開発を「都市工学」の視点から紐解きます。水路・治水・防災といったインフラ整備から、五街道に代表される交通網、そして市場経済の構築まで、家康の緻密な戦略眼と驚異的なプロジェクトの全貌を明らかにします。現代にも通じる持続可能な都市の原型を築いた、家康の知られざる偉業に迫る一冊です。
【目次】
●Chapter.1 なぜ家康は不毛の地「江戸」を選んだのか?
●Chapter.2 江戸の町を創り出す都市造成術
●Chapter.3 玉川上水と生命線のネットワーク
●Chapter.4 火災と感染症を防ぐ防災都市江戸の秘密
●Chapter.5 五街道と流通のハイブリッドシステム
●Chapter.6 日本の都市はどのように発展してきたのか
●Chapter.7 家康の都市構想は現代に生きている