内容説明
観測技術の飛躍的な進歩によって、ビッグバンから現在に至るまでの宇宙の進化が高い精度で明らかになってきた。宇宙の未来がどのようになると考えられているかについて、最新の観測と物理学の理論から迫っていく。
目次
1 現実世界と宇宙の物理法則は同じ?(近代科学の誕生―自然科学の発展;運動方程式の適用限界―ニュートン力学jでどこまで説明できるの? ほか)
2 宇宙は正確に観測できるの?(天体観測の進展―宇宙論の変遷;ハッフルによる遠方の銀河の観測―宇宙膨張の発見 ほか)
3 宇宙はどのように進化してきたの?(宇宙の膨張史―宇宙進化の概観;超ミクロな宇宙―量子宇宙 ほか;4 宇宙はどうやって成り立ったの?(量子揺らぎ―宇宙の構造の起源;量子揺らぎの進化―インフレーションによって生成される原始密度揺らぎ ほか)
5 暗黒エネルギーと暗黒物質に包まれた現在の宇宙の状態は?(宇宙の後期の進化―現在の宇宙を占める2種類の暗黒成分;観測から制限される暗黒エネルギーの状態方程式 ほか)
6 宇宙の未来はどうなるの?(一般相対論に基づく宇宙進化―宇宙の時間的な進化;重力理論の修正―一般相対論の拡張理論と宇宙の加速膨張 ほか)
著者等紹介
辻川信二[ツジカワシンジ]
東京理科大学大学院理学研究科准教授。2001年早稲田大学大学院理工学研究科物理学及び応用物理学専攻博士課程修了。博士(理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ペカソ・チャルマンチャイ
2
宇宙関連の本はよく読むが、その中でもとびきり難しかった。ホーキング博士の本を超えて、今まででで1番です。書いてあることの半分も理解できなかったな。最初に、「この本を理解するには、OO程度の知識が必要です」と書いておいて欲しい。そのOOも何だかわからないけどね。2015/06/08
さーちゃん
0
内山龍○の相対性理論と比べると、共変微分もテンソルもでてこないし、全体的にとても分かりやすかった。2016/05/03
橘
0
実験や観測の精度の向上に驚くばかりだ。これからの更なる天才の出現に期待する。2015/09/28
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