感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
エンブレムT
140
共に過ごす時が当たり前だった日々が終わる、卒業生としての『春』。時間をかけ、ゆっくりと育んできた恋心を抱えたまま、これから2人はそれぞれの道を進んで行く。お互いを大事に想う2人には素直にエールを送りたい。・・・・ハラセン(谷と同じくらい好きだ!・笑)の自爆っぷりには最後まで笑わされつつも涙だったな~!卒業アルバムを笑いながら眺めていたような、甘く温かくもどこか切ない読後感。このシリーズ、ホント良かった!大切にしたい3冊になりました。2010/06/27
タビサ
136
二人が恋をしてから1年。その間に進路に受験、ケンカしたりヤキモチ妬いたり、泣いたり笑ったり、二人で「まじめに、ゆっくり、恋をした」。本当にピュアで初々しい二人の甘酸っぱい青春がギューっとつまっていてキュンキュンした。献身的な草壁にグッときた。不器用なくらい自分で背負いこもうとする佐条、それを支える草壁、二人とも愛おしいです。卒業式のプロポーズに感動しました。ハラセンも・・・幸せになって欲しいな。 2016/03/14
匠
134
『卒業生・冬』の続編。元々ゲイだった草壁君より、ノンケだったはずの佐条君のほうがどんどんカッコ良く成長してしまって驚いた(笑)絵柄が最初あんまり好きじゃなかったはずなのに、もうここまで読むと全然気にならず、むしろこの世界観にはすごく明日美子さんの絵が似合ってるんだなと思った。それにしても二人の会話と近づき方が可愛すぎて懐かしすぎてキュンキュンきたし、佐条くんのお母さんの手術が終わった日の抱擁には思わず泣けてしまった。マフラー取替えっことかも良かったなぁ。しかし理性保ってるハラセンは確かにちょっと不憫。2013/04/12
やなせ きお
133
会いたくて家へ呼んで草壁充電しちゃう佐条。母親にサラッとカミングアウトしてしまう佐条。それでも結婚と言われると尻込みしてしまう。大きな流れに逆らうことへの焦りや不安。誰より一番好きなのはお互いな筈なのに、尚すれ違う。ハラセンの妄想がそろそろ痛々しくて哀れ笑。京都の夜は柵も晴れグッと距離も縮まってエロティック。草壁早漏ですが笑。其々の道を歩みながら別れる選択はなくて。絡まりながら不器用にそれでも着実に前に進み同級生を卒業するふたりを心から祝いたいと思う。同級生を終えたふたりにも眩しい太陽が照りつけるといい。2013/07/01
まりもんママン゚+.*ʚ♡ɞ*.+゚
89
佐条の母、いい人だ。親に認められるなんて幸せだよ。ハラセンてば相変わらず佐条で目玉焼き妄想(笑)。誰か彼を幸せにしてやって下さい。そして一番大事なシーン、「俺が20歳になったら結婚して」 「…はい」 あぁ〜〜,ここですよ、ここ!最後の誓いのキスも激萌えたけど、佐条の可愛さったら感無量でございます(泣)感動しまくりで涙が止まらなかった。BGMはコブクロの蕾が似合います。いい作品をありがとうございました。2010/10/18




