内容説明
表紙のタイトル「生涯スポーツ」とは、アスリートが対象となる「競技スポーツ」に対する、全国民のスポーツのことです。1962年、文科省にスポーツ課の名称が現れ、1988年「生涯スポーツ」と「競技スポーツ」に分けられてから使われています。我が国の「スポーツ」行政の歴史、現状は海外のそれと比べてかなり特異的です。その内情を解説し、「生涯スポーツ」の各論にも言及します。国民の約80%は、「運動不足」と感じています。しかも、スポーツを楽しむ国民がなぜ少ないのか。その実情を分析し、対策について解説します。国民の「運動不足」は、「スポーツ不足」のことです。「生活活動」を主体とする健康づくりのための「身体活動」とは明確に区別すべきです。
目次
序章 日本にスポーツ文化がなぜ根付きにくいのか?
第1章 本邦のスポーツの実態
第2章 スポーツとは?
第3章 スポーツを“楽しむ”とはどういうことか―「スポーツ・モドキ」と「スポーツ・もどき」
第4章 体育
第5章 現代のスポーツの話題
第6章 スポーツ・運動療法
付録 ストレッチ体操のすすめ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Go Extreme
1
現状と課題: スポーツ参与率 運動不足 生涯スポーツ スポーツ基本計画 スポーツ観戦文化 社会との関係: スポーツ基本法 スポーツ庁 余暇時間の不足 生活活動とスポーツ 身体活動の推進 スポーツの歴史と文化: 武道の伝統 道徳的訓練 明治時代の体育 戦後の体育改革 競技性 vs. 楽しさ 普及と政策: 国民スポーツ大会 スポーツ施設整備 地域スポーツ振興 マイナースポーツ普及 健康増進政策 運動療法 スポーツ科学とテクノロジー: 身体機能回復 スポーツ・運動療法 ウェアラブルデバイス 予防医学2025/02/14
-
- 和書
- いっしょだよ