出版社内容情報
本書は、フランスの社会学者エミール・デュルケムが、19世紀から20世紀への転換期において、世俗的な道徳教育のあり方を探究し、知性の錬磨を核とする合理的な道徳の教授の方途を具体的に開示した、ソルボンヌにおける講義を再現しているものにほかならない。それゆえ、本書は、「神の道徳」から「人間の道徳」への革命の書、といわれてきたのである。
目次
序論―世俗的な道徳
第1部 道徳性の諸要素(道徳性の第一要素―規律の精神;道徳性の第一要素―規律の精神(続)
道徳性の第一要素―規律の精神(結) 道徳性の第二要素―社会集団への愛着
道徳性の第二要素―社会集団への愛着(続)
道徳性の第二要素―社会集団への愛着(結) 第一と第二の要素間の関係性と統一性
道徳性の二つの基本的な要素に関する結論 道徳性の第三要素―意志の自律性
道徳性の第三要素―意志の自律性(結))
第2部 道徳性の諸要素を子どもの内部に構成する方法(規律の精神;社会集団への愛着)
著者等紹介
古川敦[フルカワアツシ]
1954年生まれ。独立研究者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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