内容説明
知の市場は、誰でもが自由に行き交う自然道と似ている。生まれた瞬間から死の床に就くまで、人は、家庭で職場で、教え学びながら、日々の生活を送っている。人々の営みは教育そのものである。学校教育はそのささやかな一部にすぎず、現実から遊離した教育論議は空虚である。それぞれの社会の現場の知恵を講師として語り、受講者として聞き、互いに学び合うことこそが、世界に通じる教育の原点であり本道である。知の市場は、誰でもが自由に活用することができるこの真の教育のための社会基盤(インフラ)である。
目次
知の市場―全国、津々浦々、社会の現場を人を創る教育の現場に
第1部 知の市場の活動の軌跡(知の市場の趣旨と歴史;知の市場の教育と運営の方針と特徴;知の市場の実績と進化)
第2部 知の市場を創った人々の思いと営み(未知の大海原に新天地を求めて船出した人たち;原野を開拓して井戸を掘った人たち;潅漑を引き日々水をやって育んだ人たち;新たな実りで多彩な広がりをもたらした人たち;再び海に漕ぎ出して地平を広げた人たち)