出版社内容情報
音楽理論を勉強しながら文法理論を遠巻きに眺めていると、言語のからくりの本質が薄らぼんやりと見えてくる。そして、文法理論を研究しながら音楽理論を至近距離で凝視していると、音楽のからくりの本質がわかってくる。音楽理論と文法理論には、異なっているところがもちろんあるが、それ以上に似ていると思われるところがあちらこちらにある。本書では、この「似ていると思われるところ」をわかりやすく解説する。
内容説明
音楽理論を勉強しながら文法理論を遠巻きに眺めていると、言語のからくりの本質が薄らぼんやりと見えてくる。そして、文法理論を研究しながら音楽理論を至近距離で凝視していると、音楽のからくりの本質がわかってくる。音楽理論と文法理論には、異なっているところがもちろんあるが、それ以上に似ていると思われるところがあちらこちらにある。本書では、この「似ていると思われるところ」をわかりやすく解説する。
目次
1 言語学を音楽学に近づけ、音楽学を言語学に近づける
2 どんな曲も24個の音の配列パターンから生まれる
3 音楽の長と短、そして言語の前と後ろ
4 言語の普遍性と音楽の普遍性
5 音楽の転調と言語の転調
6 音楽も言語も基本パーツは3つ
7 トライアドコードの影の実力者、それは3度
8 セブンスコードから探る言語の構造
9 音楽理論には関数があちこちにある
10 音楽も言語も、その本質は関数
11 マザーグースからエド・シーランまで
著者等紹介
畠山雄二[ハタケヤマユウジ]
1966年浜松生まれ。東北大学大学院情報科学研究科博士課程修了。博士(情報科学)。現在、東京農工大学准教授。専門は理論言語学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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