内容説明
文明の興亡は気候抜きには語れない。いわば気候が歴史を作ってきたのだ。今、地球温暖化、異常気象、気候変動といった言葉は日々世界中で報道される。しかし人類は出現以来、気候変動にさらされてきた。先人たちはこれまでの変動期をいかに凌いだのか。先人の知恵をこの温暖化時代にも活かせないだろうか。変動する気候に臆せず生きのびる手がかりを見出せないものか。歴史家、ヴォルフガング・ベーリンガーの道案内で、気候と文化の歴史を探求するはるかな旅に出かけてみよう。
目次
序章 はじめに
第1章 気候について
第2章 地球温暖化―完新世
第3章 地球寒冷化―小氷期
第4章 小氷期が文化に及ぼした影響
第5章 地球温暖化―現代の温暖期
終章 環境破壊の罪と温室ガス気候―結び
著者等紹介
ベーリンガー,ヴォルフガング[ベーリンガー,ヴォルフガング] [Behringer,Wolfgang]
1956年生まれ。ザールラント大学、歴史学正教授、近世初期講座担当
松岡尚子[マツオカヒサコ]
津田塾大学英文学科卒業。ドイツ(ミュンヘン)に2年間滞在。岡山県出身
小関節子[コセキセツコ]
千葉大学理学部出身。千葉県出身
柳沢ゆりえ[ヤナギサワユリエ]
学習院大学文学部ドイツ文学科中退、武蔵野音楽大学音楽学部器楽学科卒業。静岡県出身
河辺暁子[カワベアキコ]
津田塾大学国際関係学研究科修士課程修了。銀行勤務、高校教諭を経て、旧西ドイツに1年間、オーストリア(ウィーン)に半年間滞在。愛知県出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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