内容説明
百年に一度と言われる世界大不況の後に来るものは何であろうか。米国一極から多極化、価値観の多様性、と時代は確実に変っている。新興国の台頭によるビジネスモデルの変化、グローバル化による日本の「モノづくり」の空洞化は産業の付加価値を上流にシフトさせ、「技術」を通り越して「研究」そのものに向かわせている。研究から生み出される「研究知」「モノづくり知」そのものの優劣を争う時代が来ている。本書では、研究から生み出された「知」が会社の富の源泉になる「研究経営」というパラダイムについて論じたい。
目次
第1章 研究経営とは
第2章 ビジネスモデルの変遷
第3章 日立の半導体の変遷
第4章 成長路線
第5章 技術経営
第6章 研究とは
第7章 研究と経営
第8章 研究と人生
著者等紹介
武田英次[タケダエイジ]
日立総合計画研究所研究顧問、1949年生まれ。東京大学工学部物理工学科修士課程修了。工学博士。日立製作所中央研究所所長、日立製作所情報・通信グループCOO兼エンタープライズサーバ事業部事業部長、日立超LSIシステムズ取締役社長、日立製作所執行役常務研究開発本部長を経て現職。1983年英国ケンブリッジ大学に客員研究員として留学。2001年から上海交通大学顧問教授。専門は半導体エレクトロニクス。IEEE(米国電気電子学会)フェロー、IEEE Cledo Brunetti Award受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 和書
- 中世なぞなぞ集 岩波文庫