内容説明
家庭や学校とは異なる、その子らしく過ごせる「第三の居場所」。この制度の「二面性」に着眼して吟味する。放課後等デイサービスが創設するまでの経過や到達点を捉えることで、現代社会に対する貢献と役割、内在する課題が見えてくる。
目次
1部 問題設定(本書の目的と全体構成;放課後等デイサービスに関する動向;本書の分析視角と研究課題)
2部 放課後・休日対策の重要な転換点としての放課後等デイサービス(障害のある子どもの放課後・休日対策の変遷と政策展開;地域福祉としての放課後保障―全国放課後連の活動に着目して;数量データからみる放課後等デイサービス)
3部 放課後等デイサービスの基礎構造と内包する課題(発達障害のある子どもの利用からみる放課後等デイサービスの量的拡大の構造;放課後等デイサービスにおける擬似市場と利用契約;放課後等デイサービスにおける発達支援の論点と課題―発達障害のある子どもに対する発達支援に着目して;本書の総括)
著者等紹介
伊井勇[イイイサミ]
1994年栃木県生まれ。立命館大学衣笠総合研究機構専門研究員。博士(社会学)。専門社会調査士、高等学校教諭一種免許(農業)。専門は社会福祉学、地域福祉、障害児福祉(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 電子書籍
- 月刊WiLL 2017年 4月号