内容説明
家とも学校とも違う独自の魅力をもつ放課後生活の場。そこで揺れ動き、変化する子どものこころのありようにふれてみませんか。
目次
1 小学生のこころのヒ・ミ・ツ(悩み多き少女時代;爪噛みにこめられたもの;怪人二十面相の冒険;秘密基地の魅力;放り出されたランドセル;親も甘えていいんだよ)
2 子どもも大人もステキになれる学童保育(ステキな思い出のプレゼント;家ではみんな甘えん坊;放課後は自由な時間のはず;いろいろな家庭があって当たり前;大人も一人で頑張らずにタッグを組んで;保護者にも必要な「第3の場」)
3 障害があっても放課後を楽しく過ごしたい(放課後等デイサービス、ご存じですか?;子どもにとっての放課後デイ;学校で頑張っている子にとっての放課後デイ)
著者等紹介
近藤直子[コンドウナオコ]
日本福祉大学名誉教授。NPOあいち障害者センター理事長。全国発達支援通園事業連絡協議会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とよぽん
49
週2日ほど学童保育の支援員をしているので、参考に。著者は日本福祉大学名誉教授で、長年子どもの保育や療育、障がい者福祉に関わってこられた。その経験と研究の成果を今の保護者や保育者、学校関係者などにわかりやすく伝えた良書だと思う。ご自身の子育て経験も振り返りながら、子どもたちの「放課後」という貴重な時間が、子どもの心の成長にいかに大切か説いている。子どもの思いや個性を尊重し、その子のよさや持ち味を集団生活の中で活かすことに挑戦してほしいと結ぶ。さらに、保護者も第三の居場所が必要なのだという温かい言葉も。2025/03/26
★なおぴんコ★
8
図書館本。小学生の娘がいるので参考に。すごく面白い〜!ためになった。小学生たちの心の発達、放課後のよりより過ごし方など、少しずつ心の自立に向かっている子どもたちに大切なことを知れて良かったです。ちょっと斜め読みだった。またじっくり読みたいので購入も考えよう。娘ちゃんや他の学童期の子どもたちの一人ひとりの持ち味を大切にしたいと思いました。2025/04/23