出版社内容情報
■高齢者を悩ませる「ひざの痛み」
ひざの痛みの原因は大きく分けて二つあり、一つはひざの病気、もう一つはひざのケガによるものです。なかでも最も多いのが、「変形性膝関節症」という病気です。この病気は女性に多く、ひざ関節の軟骨がすり減ることで起こります。本書ではどのようなしくみで病気になるのか、病院でどのような治療が受けられるのかを、わかりやすく解説しています。
■ひざの痛みを解消する「ひざ体操」
年齢を重ねると、筋力は低下します。また、ひざが痛いからと脚を動かさないでいると、さらに筋力が低下し、ひざに負担がかかります。そしてこれらの状況に拍車をかけるのが「肥満」です。これらのトラブルを解消するのが、本書で紹介する「ひざ体操」です。脚を動かして、ひざの動きを支える筋肉を鍛えるとともに、肥満を解消してひざにかかる負担を減らします。「ひざ体操」を続けることで、既に服薬や通院をしている人も、それらとさよならすることが期待できます。
■続けるための工夫が満載
ひざ体操を無理なく進めるためには、ひざの状態に合った体操から始めることが重要です。本書ではまずレベルチェックを行い、適した体操を紹介します。ラクにできるようになったら、おすすめの軽い運動も紹介。毎日の中でどのように続けるか、栄養や生活習慣のアドバイスも満載です。
内容説明
歩くのがおっくう、正座ができない、動くと痛いetc.TVでおなじみの名医がズバリ解説!レベルに合わせた「ひざ体操」で、痛みサイクルを断ち切る!
目次
1 ひざの痛みの原因(ひざ痛の原因の多くを占める変形性膝関節症;ひざ関節のしくみと働き ほか)
2 痛みを解消!ひざ体操のやり方(ひざの痛みはひざ体操で解消!;ひざ体操を始める前に ほか)
3 整形外科で受ける治療(変形性膝関節症の治療は3段階;整形外科で受けるひざの診察と検査 ほか)
4 ひざに優しい生活習慣(ひざ痛の改善に減量は必要不可欠;食生活を見直して、健康的に減量する ほか)
5 ロコモ・フレイルにならない!(ひざの痛みとロコモティブシンドローム;運動器に障害が起き、身体機能が低下するロコモ ほか)
著者等紹介
中川匠[ナカガワタクミ]
帝京大学医学部整形外科学講座。1992年、東京大学医学部卒業。専門分野は整形外科学、特に膝関節疾患、スポーツ整形。膝関節専門外来で診療を担当。NHKEテレ「きょうの健康」出演(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。