内容説明
ここには、鉄道を熱く語り合える仲間がいる。困難ととらえられがちな「こだわり」を「好き」に変えて、他者とつながり、自分を知る、そして広がっていく世界。
目次
Prologue
ようこそ鉄オタ倶楽部成果発表会へ!
鉄オタ倶楽部メンバー紹介
1 鉄オタ倶楽部の取り組み(富井奈菜実)
2 子どもたちに聞いてみました!
3 活動からみえる子どもたちの思い・願い(富井奈菜実)
4 保護者の思い
5 鉄オタ倶楽部の発達的意義(別府哲)
Epilogue
著者等紹介
富井奈菜実[トミイナナミ]
奈良教育大学准教授。特別支援教育研究センター担当。専門分野:障害のある子どもの発達、発達診断
越野和之[コシノカズユキ]
奈良教育大学教授。特別支援教育研究センター長。専門分野:障害のある子どもの教育学
別府哲[ベップサトシ]
岐阜大学教育学部教授。専門分野:自閉スペクトラム症児者の発達と支援(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chietaro
2
かなり面白かったです。ASD同士だとわかりあえる具体例でした。当事者にとって癒されて生きやすい場だったと思います。また、その場を設けてサポートした人たちの動きも私にとって勉強になりました。このような場が日本で増えると、救われる人たちも増えると思います。当事者の好きからスタートする取り組みは、参考になりました。2025/04/24
じゃがたろう
2
帯にある「今日は鉄分多めやったわー」が活動の有意義さを表現してくれていると思う。「好き」を強みに…という表紙にある言葉は簡単そうでなかなか難しい。「こだわり」を読み解いていくことで、他者の気持ちに本人なりに寄り添おうとする姿勢が垣間見える点が興味深い。生活環境や居場所の大切さがうかがえる。そこを拠点として心理的安定、発達につながっていく。多くの誤解を改める必要性を感じた。他者から認められる経験とアイデンティティ、直観的心理化と命題的心理化の発達心理…情報のアップデート大切。2024/12/31
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