内容説明
社会への適応とそれを可能にさせる教育が求められるいま、子どもの、親の、教師の本当のねがいはどこにあるのか。学校本来の役割とは何か。なかまとの対話の中で、答えだけを教わりたいのではない、子ども自身の内なる成長・発達への希求にせまり、育てる授業づくり。
目次
第1章 みんなのねがい(子どもたちのねがい、おうちの方のねがい そして私たちのねがい;この社会の中で ほか)
第2章 教科教育(みんなで「わかってできる」をめざして―2年「鉄棒運動」の授業づくり(低学年・体育)
量分数の世界を子どもたちに―4年「分数」の授業づくり(中学年・算数) ほか)
第3章 教科外教育(多数決から見えたこと;自治の力を育む ほか)
第4章 特別支援教育(子どもの不思議を科学する―教育実践の土台にあるもの;「鎧」を脱いで―「学習室」に通ってきた子どもたち ほか)
第5章 “みんなの学校”(社会的な生き物としてのヒトと教育;「個別‐集団」の二項対立を越えて ほか)