内容説明
作業療法士・先生・保護者とチームで「子どもに届けたい教育」を話し合い、協働することで、子どもたちが元気になり、教室、学校が変わる!先生が自信をもって教育ができれば、障害の有無にかかわらず、子どもたちは必ず元気に育つ。先進的な沖縄県の取り組みを紹介!
目次
1 子どもたちは、必ず元気に育つ―実践事例から
2 作業療法を届けようと思ったきっかけと出会い―「こども相談支援センターゆいまわる」の創設まで
3 「届けたい教育」の視点
4 協働関係を築く目標設定
5 チームでかなえるための情報共有
6 地域に伝える力
7 学校訪問システムとOTの人材確保―先進的な沖縄県の取り組み
著者等紹介
仲間知穂[ナカマチホ]
1979年東京生まれ。2002年東京都立保健科学大学1期生として卒業。回復期の河北リハビリテーション病院、琉球リハビリテーション病院に6年間勤務後、作業療法士の養成学校・琉球リハビリテーション学院で7年間講師を務める。2009年よりボランティアで学校での作業療法を開始し、2016年作業療法士による学校訪問専門の事業所「こども相談支援センターゆいまわる」設立、代表。3児の母(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Daiki Enomoto
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障害のある児童生徒への福祉サービスの一つである、「保育所等訪問支援」が年々拡がっている。ただ、福祉のサービスが学校教育と交わっていく難しさはある。本著は、沖縄で、作業療法を活用して学校の中での支援実践をされている筆者の仲間さんと、代表を務めているこども相談支援センター「ゆいまわる」の活動のお話。 地に足つきつつ、まだ実践が少ない地平を切り拓いていく様子にとても勇気をもらえる。2022/01/20
Muronoa Zono
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作業療法士は先生、親、本人が直面している「問題行動」の解決ではなく、その問題を感じる行動の先にある「届けたい教育」に焦点を当て、それをかなえるための関わりをする。2020/01/26