目次
第1編 介護の現場から(「介護の質」をみんなで考えてみたい;老いとは何か;寝たきりケアから認知症ケアへ)
第2編 介護の質の理論(介護の語義は変化する―質向上へのパラダイム転換を求めて;家族・地域・社会のなかで生きる―介護者の視点から;介護の質発展メカニズムで豊かな生活を実現する)
第3編 介護評価事業の現場から(介護現場の一歩が利用者を変える、社会も変える;介護の向上に役立つ評価を求めて)
介護質保障社会への船出
資料
著者等紹介
森山千賀子[モリヤマチカコ]
白梅学園大学・子ども学部、家族・地域支援学科准教授。一般社団法人地域ケア総合評価機構代表理事。大学卒業後、15年間にわたり高齢者施設及び在宅福祉分野において介護職として従事。1998年より町田福祉専門学校専任講師、2001年より白梅学園短期大学保育科(専攻科福祉専攻)専任講師、助教授、准教授を経て現職。介護福祉士・社会福祉士
安達智則[アダチトモノリ]
健和会医療福祉調査室・室長。福祉・介護事業の企画に携わる。地域ケアネットワーク・こむ東京事務局として、介護現場と市民と研究者のネットワーク活動を担ってきた。東京自治問題研究所研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Ayano
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退職された方にいただいた本。12年前から指摘されている課題は今もたいして変わっていないんだという印象。介護の質というか施設の質は入居者の資産ベースと相関があるような気がしている。動けるうちはともかく寝たきりになったら生活の主導権は介護者側になりがちかなとも思う。介護の質は技術的な面はもちろん、専門職の報酬や地域性、入居者の属性などさまざまな要素が複雑に絡んでいるなと改めて思った。2025年まであと約25年、劇的な変化は難しくても良い方向に変わっていくために個人・地域・社会はどうしていけばいいんだろう。2024/10/01