内容説明
世界最高の料理に数えられるインド料理の歴史は、遙か3000年前にさかのぼる。数十世紀の時を経て到来した新たな宗教、食材や調理法は、この広大な国が多様性に満ち溢れていったように、その食文化にも多彩な変化をもたらした。本書で紹介するレシピは、キリスト教のケララ料理からヒンズー教のタミル・ナドゥの料理、ポルトガルの影響が色濃く残るゴア料理、そして洗練されたハイダラーバードのムガール宮廷料理、さらにはパンジャブ地方の人気料理タンドーリなど自由な発想のもとに選ばれたものばかり。バラエティに富んだレシピに加えて、読みごたえのあるエッセイが、読者を魅惑的なインド食文化の伝統の世界へと誘ってくれる。
目次
第1部 インドの食べ物(ヒマラヤから熱帯まで;インドの食の精神;偉大なるスパイス市場;尊敬される客人;英国統治の再訪記;故郷と海外)
第2部 インドの台所(インドの台所;料理法;インドの食材)
第3部 作り方(基本の作り方;スナックと前菜;スープ;パンとライス;野菜料理;鶏肉料理;肉料理;魚介料理;デザート)
著者等紹介
ピュアワル,ジャズイット[ピュアワル,ジャズイット]
デリーを拠点にインド料理と文化専門の執筆と編集を手がける
アナンド,カレン[アナンド,カレン]
ボンベイ在住の著名なフードライター
ブレナン,ジェニファー[ブレナン,ジェニファー]
インドに移住した3世で、現在は、日本を拠点に活躍している
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