内容説明
壮絶な強度行動障害とたたかいながら、絵から粘土の世界へと発達を続ける感動の記録と、就労保障、高機能自閉症の発達と支援のポイント、医療、自閉症研究の到達点と課題を明らかにする。
目次
第1章 変わりゆく力を見つめて(自閉症のわが子と歩んだ半世紀;粘土の世界へようこそ)
第2章 自閉症障害の就労保障(長期就労のカギ;パターン化した仕事・生活リズムの中で;しんくんの歩んだ道―人間関係をはぐくむ支援;外出好きな由美子さんの発達保障をさぐる―教育・福祉の取り組み)
第3章 高機能自閉症 子ども・青年の発達と生活―「困っている」内容の理解と支援
第4章 自閉症と医療―薬物を主にした対策
第5章 自閉症障害のある人々の研究の到達点と課題
著者等紹介
新見俊昌[ニイミトシマサ]
1932年生まれ。滋賀大学教育学部、佛教大学社会福祉学部非常勤講師、大阪千代田短期大学幼児教育科教授を歴任。現在、大阪保育研究所運営委員
藤本文朗[フジモトブンロウ]
1935年生まれ。滋賀大学名誉教授。博士(教育学)。全国障害者問題研究会顧問。日本特殊教育学会名誉会員
別府哲[ベップサトシ]
1960年生まれ。京都大学大学院博士課程修了。博士(教育学)。専門は発達心理学。現在、岐阜大学教育学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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