感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nさん
3
米国マトール川流域に暮らす、林業・牧畜経営者と自然保護を訴える新住民たちの対立と和解の歴史。著者は現地への取材から異なる立場の声を炙り出す。彼らが選んだ論理は「行政抜き」の同じ土地で暮らす当事者内での決定の尊重だった。生活・生業での異なる考えを、如何にすり合わせるのか?J.ハーバマスの公共的討議の理論を実例から提示する。ワクワクしながら読み進めた。ただし、結論に関しては不満が残った。取材事例から飛躍した抽象的な論考、多数の哲学者の総覧的羅列は、ただただ冗長で取材から得た素材の良さを殺してしまっている印象。2019/11/06
tu-ta
0
研究会の発表時に購入し読んだが、いろいろ興味深かった。いくつかの疑問も残ったけど。そのうちメモも書きたい。2011/01/11