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内容説明
我々の歴史認識を覆す、中国の凄い歴史のひとこまが、今はじめてあらわになる!15世紀のはじめ、明は世界的な大国家の建設を始めた。鄭和を最高司令官とした艦隊が世界の大海原へと飛びだしていった。目標は、多くの周辺国を傘下に収め、世界を制覇すること。当時中国は、西洋がおよびもつかない航海の技術を持ち合わせていたのだ。鄭和のもと、提督たちはそれぞれ違った進路を取ることとなった。喜望峰を越え南極へと向かった者、さらに大西洋を越えアフリカ大陸にたどりついた者―コロンブスより遡ること70年、中国人たちによる航海の軌跡は驚愕に値する。
目次
第1部 中華帝国の野望
第2部 導きの星
第3部 海峡を越えて南極へ―洪保の航海
第4部 南十字星の下で―周満の航海
第5部 さらに北へ、さらに西へ―周鼎の航海
第6部 経度の測定―楊慶の航海
第7部 中国人の航跡をたどって―ポルトガルの大航海時代
著者等紹介
メンジーズ,ギャヴィン[メンジーズ,ギャヴィン][Menzies,Gavin]
1937年中国生まれのイギリス人。第二次世界大戦が始まる前の5年間を中国で過ごした。1953年に英国海軍に入隊。潜水艦の潜水士、のちに艦長をしてコロンブスやディアス、カブラル、ヴァスコ・ダ・ガマが渡った世界の海を航海し、マゼランやクックの探検航路をたどった経験をもつ。海軍退役後は「1421」の謎に取り組み、中国や東南アジアをたびたび訪れる。世界の120を超える国々、900以上の博物館や資料館、そして当時港だった場所をみずからの足で丹念に歩き調査を重ねた。調査のすべてを綴った『1421―中国が新大陸を発見した年』は、刊行後欧米を中心に大きな話題となった
松本剛史[マツモトツヨシ]
1959年和歌山県生まれ。東京大学文学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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