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目次
小児病院でボランティアとして働くエレナには、ある秘密があった。それはふれただけで重い病や傷でも治癒できるというもの―その力で、これまで数多くの命を救ってきた。だが、ある日何者かによってエレナは拉致される。目覚めたのは、彼女同様、特殊な能力を持つ者たちが実験動物のごとく囚われた研究施設。そこでエレナは、憂いを帯びた魅力的な男アルトゥールと知り合う。かつてマフィアの殺し屋だったという彼もまた、人知れぬ“力”の持ち主だった。いったい謎の組織による能力者狩りの目的は何なのか?エレナはアルトゥールと共に強大な陰謀に巻き込まれてゆくが…。絶賛パラノーマル・ロマンス。
著者等紹介
リュウ,マージョリー・M.[リュウ,マージョリーM.][Liu,Marjorie M.]
大学で東アジアの言語・文化を学んだのちロースクールに進学。卒業後、法曹界よりも作家への道を選び、2005年に『虎の瞳がきらめく夜』(ヴィレッジブックス)でデビュー。同年『Romantic Times』誌が選ぶベストパラノーマル・ロマンス賞を受賞し、一躍注目を集める。デビュー前はアジア全般を旅してまわり、北京のアメリカ大使館で働いたという異色の経歴の持ち主
松井里弥[マツイサトミ]
東京都出身。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ショコラテ
5
好きです。前作より断然好みだった。傾向としては、モロX-MENノベライズ、といった感じ。マーベル大好きなので、ソレもまた良しだ。元々、濃い目の「ロマンス」はあまり好きではないので、最初に心の繋がりありき、というところがとても良かった。チーターのシフターのアミリがお気に入りなので、七作目まで出版して欲しいなー。2011/05/02
oneoeight
5
明るく前向きカラッとした性格のヒロインと万能スーパーマンじゃなく、能力ゆえに苦悩してるヒーローとのお話。不穏でマッドサイエンティストな始まりが痛々しかったから、このままいったらどーしよーかと思ったよヾ(;´Д`●)ノ でも、深刻な場面でガッツあるヒロインと深く結びつく二人にオモシロさ↑(*´∪`*) VS悪の組織は、ハラドキでロマンスだけに留まらないお話でした。満足(>∀<)ノ゛広がる謎。続き待ってます☆ 一瞬リクター主役乗っ取りかと・・・(笑)度☆5、また読みたい度70%2010/09/27
ぱでぃんとんⅡ
4
一気読みでした♪ でもどちらかというと、一巻の方が好みだったかも…。冒頭から暗い、痛そうな場面が続くのがなぁ。二人が結びつくためには仕方なかったことだと思うけど。あと、私どうしてもシェイプシフターが気になるので、アミリが主人公の七作目が読んでみたい!2010/10/05
Mrs.涼子
4
面白かった。冒頭から引き込まれて一気読み。表紙の蜘蛛も理解出来た。でもまだまだ敵がいっぱい。仲間も増えたし、忘れないうちに次作邦訳して欲しい。2010/09/20
erie
4
サイコメトラーのアルトゥールと治癒の力をもつエレナ。面白かったけれど、ちょっと設定がわかりにくい。謎のままのことも多い、というか謎が深まったという感じ。H/Hの絆がどんどん強くなっていくところがよかった。リクターが何者なのか気になります。2010/09/17