ヴィレッジブックス
最後の吐息

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  • サイズ 文庫判/ページ数 401p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784863322158
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

死者の手を握ると、その人が死ぬ直前の18秒間を読み取ることができるという不思議な能力を持つ盲目の美女シェリー。今までこの能力で様々な謎を解いてきた彼女だったが、前回の事件の後、極度の鬱状態に陥り、しばらく一線をしりぞいていた。しかし恩人に乞われてある3人の女性の遺体発見現場に赴く。久しぶりに表舞台に現れたシェリーにマスコミが注目、報道されたことで、不測の事態が起こってしまう。犯人はシェリーの能力を利用し捜査陣を翻弄する。命の危険を感じつつも、新たな犠牲者を出さないため、シェリーは犯人に立ち向かうが…。元ベテラン警察官が描く人間味豊かなミステリー。

著者等紹介

シューマン,ジョージ・D.[シューマン,ジョージD.][Shuman,George D.]
アメリカ・ペンシルベニア州生まれ。元警部補。ワシントンDCで20年間警察に勤務したベテラン。麻薬囮捜査官、特殊任務部隊、内部監査部を歴任した。警察を退官したあとは、ホテルの人材派遣の仕事を経てマサチューセッツ州ナンタケットに引っ越し、高級リゾート地の管理責任者などをしながら、小説の執筆をはじめる。2006年に「盲目の超能力者シェリー・ムーア・シリーズ」の第一作『18秒の遺言』を発表、豊富な警察知識を活かして書かれたこの作品でシェイマス賞最優秀処女長編賞やスリラー・アワード最優秀新人賞にノミネートされるなど、ミステリー界で大いに注目された

上野元美[ウエノモトミ]
三重県生まれ。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アカツキ

8
「18秒の遺言」の続編。シェリーは深刻な鬱状態を薬とアルコールでごまかす生活を送っていた。恩人の頼みで殺人事件に協力するが、そのことがマスコミに漏れて心労が重なり、ついにシェリーは薬の過剰摂取で倒れて入院してしまう。犯人は警備をすり抜けてシェリーを殺そうと接近するが亡き母親の面影を見て断念、代わりにシェリーの力を利用することを思いつき…。犯人のこだわりが理解できたこともあって前作より楽しめた。まだ作品は続くけれど翻訳はここまで。シェリーとカーポビッチのロマンスの行方が気になる。2021/09/04

じょじょ

5
何とも言えない。すっきりしないのは確か。2020/01/21

siva

5
シリーズとは知らず読了。特殊能力を使って捜査に協力する女性が主役ではあるが、スパイス的な立ち位置で、核は地道な捜査活動にある警察小説。緊迫感は少ないけれど、地味に面白かった。2014/05/28

こえん

2
「18秒の遺言」の続編。あの後、シェリーがどうなったのか気になってたけど、やっぱりという感じ。自身が記憶に追いつめられながらも死者の手をとらずにはいられない彼女と、子供の頃の記憶が人生に大きく影響しただろう犯罪者とその母。楽しかった記憶は前向きに生きる糧になりうるけど、酷い記憶は人を振り回すのね。自分が死ぬときには何を思うのか、ちょっと気になった。楽しかったことだと良いなぁ。2010/02/11

Ta

1
うっかり前作読まずにこっちから入って激しく後悔。。。思い切りネタばれたけどまだシリーズ続くようなので勇気を出して前作戻るしか。自分、馬鹿。2010/01/27

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