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内容説明
メーヴがメリーに明かした秘密は、妖精界を揺るがしかねない重大なものだった。知ってしまったメリーにも魔手が伸びるかもしれない…だが、身を隠している余裕はなかった。メリーは近衛兵たちを守るために、やむなく小妖精の女王ニサーヴェンと、ゴブリンの王クーラグに危険な接触を図る。一方、人間の世界でも無残な大量殺戮が起こった。これは強力な魔力を持つ者の仕業でしかありえない。どんな魔物がここロサンジェルスに?いったいそいつの目的は?そしてメリーは最大のミッション、王家の後継者をみごもり、宿敵ケル王子に先んじることを達成できるのか…。
著者等紹介
ハミルトン,ローレル・K.[ハミルトン,ローレルK.][Hamilton,Laurell K.]
アメリカ・アーカンソー生まれ。大学で文学と生物学を学び、動物保護施設でボランティア活動をしながら執筆活動を続け、1994年アニタ・ブレイク・シリーズ第1巻『十字の刻印を持つふたり』(ヴィレッジブックス)でデビューを果たす。ヴァンパイア・ハンター、アニタ・ブレイクをヒロインとしたこのシリーズはたちまち大人気となり、最新作がでるたび、主な雑誌や書店のベストセラーリストを賑わせている。現在はミズーリ州在住
阿尾正子[アオマサコ]
横浜生まれ。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
seri
43
読み始めると先が気になって一気に読んでしまう。ラノベのようなパラノーマルのようなこの独特な世界観、最初は割とひき気味で見てたんですが、気がついたら夢中でした。なんか中毒性があるんですよね。フロストの慟哭といい、ドールの誓い、メリーの誓い、キットーの想い、もうなんだろう、愛しい。みんな幸せになってほしいけど不穏な世界すぎてなんて幸せが遠い世界なのか…。ラスボスが多すぎる。今回判明した真相の彼を倒さないことには継承権争いにも影響するんじゃないのかなあ。とにもかくにも続きが気になります。2017/05/27
アネム
6
何度目かの再読。時々読みたくなるほど好きです。だから続きが読みたい‼検索したら、この後に本国では数冊出ていて、あらすじ読んだら、益々読みたくなりました。アニタシリーズより好きです。でも、もう続きは出ないのでしょうね。2017/05/26
mayuri(Toli)
6
途中まで読んでて、ゲイレンとニッカが空気すぎると思ってましたが、二人にも活躍の場があってよかったです。この巻は近衛兵たちみんなが等しく活躍していて楽しかった。キャラクターが魅力的な小説は、読んでてやっぱり楽しいです。しかし、この物語はやっぱりメリーが一番魅力的!オンディーアイス女王のもとに帰りたくないと心底思う近衛兵たちを、守られる立場でありながら逆に守ると約束したメリーが男前すぎて……! 一気にメリーがそれまで以上に好きになりました。 2013/11/09
なる
4
ローレル ・K ・ハミルトンの書く女性は強いですね(アニタ・ブレイクしかり)、大好きです。フロスト号泣の場面とか、近衛兵達の内面が少しずつ判ってきて面白くなってきました。メリーの強い決意がその後どの様な展開を招くのか。続きが楽しみです。2010/10/02
ショコラテ
4
前のタイトルを読んでから日が経っていたので、最初はいちいち「なんだっけ?」と思い出しつつ読む。ネームレスを油断してるとホームレスと空目している自分に苦笑。個々の妖精の個性やしきたりの違いを興味深く楽しんだ。ラストのホー…ネームレスとの戦いは圧巻!強い女、大好きです。2010/08/28
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