出版社内容情報
日本語と英語では〈道具〉と〈位置〉の理解の仕方が大きくずれる。従来の教科書英文法とは全く趣を異にする〈新英文法研究法〉とは。長年にわたる英語研究の中で著者は,日本語と英語では〈道具〉と〈位置〉の理解の仕方が大きくずれるという事実に気づかされた.日英語は〈状況把握の仕方〉が違うのではないか.日英語は外的現実をどのように切り分けるのか.そもそも何が同じで何が違うのか.接点と分岐点は何か.従来の教科書英文法とは全く趣を異にする,首尾一貫した論法と実証の手順を踏まえた〈新英文法研究法〉を提唱する.
中右 実[ナカウ ミノル]
著・文・その他
内容説明
長年にわたる英語研究の中で著者は、日本語と英語では“道具”と“位置”の理解の仕方が大きくずれるという事実に気づかされた。日英語は“状況把握の仕方”が違うのではないか。日英語は外的現実をどのように切り分けるのか。そもそも何が同じで何が違うのか。接点と分岐点は何か。従来の教科書英文法とは全く趣を異にする、首尾一貫した論法と実証の手順を踏まえた“新英文法研究法”を提唱する。
目次
第1部 日英比較―日英語は現実をどのように切り分けるか(序説;日英語の“道具”と“位置”の見立て;英語は“位置優位”の言語)
第2部 英語特論―英語の特異事例を探究する(空間認知と位置前置詞;同位空間のat―理想的意味から多様な用法へ;in the streetとon the street―前置詞選択は英米語用法の差か ほか)
第3部 応用問題―英語母語話者の“構文意識”を査定する(構文意識の揺れ;usingを用いる被験者の実態;事例研究1―on roller skates構文 ほか)
著者等紹介
中右実[ナカウミノル]
1941(昭和16)年、神戸に生まれる。大阪外国語大学外国語学部英語学科卒業。東北大学大学院文学研究科(英語学専攻)博士課程中退。MIT言語学科博士課程修了。Ph.D.(1971)。筑波大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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