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内容説明
カンザス州郊外―閑静な住宅地に、ある朝パトカーの甲高いサイレンが響き渡った。銃を所持した男が、園児ら19人を人質に保育園に立てこもったのだ。現場に急行した人質交渉人のニックに犯人が出した要求はただひとつ、別れた妻のジュリエットを取り戻すこと。ほどなくニックの前に現れたのは、感情を一切排した、氷河のような青い瞳を持つ女性だった。事件は彼女のある行動により無事解決したかに思えたが、予想外の保釈請求が全てを狂わせてゆく。ニックは過去の事件の記憶に苦しみながらも、忍び寄る執拗な魔手からジュリエットを守ることを誓うが…。ロマンティック・サスペンスの話題作。
著者等紹介
キャシディ,カーラ[キャシディ,カーラ][Cassidy,Carla]
1988年に執筆活動を開始。以来、ハーレクイン社を中心に100作品を超えるロマンス小説を世に送りだしているベテラン作家。2004年に発表された『冬を宿した瞳』を皮切りに、本格的なロマンティック・サスペンスを精力的に書きつづけ、その活躍の幅をさらに広げている。作家になる以前はプロのチアリーダー、ダンサーや歌手だったという異色の経歴の持ち主。現在はミズーリ州のカンザスシティで暮らしている
阿尾正子[アオマサコ]
横浜生まれ。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
立花真幸
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★★★★☆
くろうさぎ
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ヒーロー元夫。ホント卑劣な犯罪者です。冒頭の人質事件でのヒロインの対応もうなづけますね。きっちり片がついてほんとによかった!2009/01/23
MOMO
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子供とでさえ、愛情を分け合う気の無い金持ちのDV旦那は、ありとあらゆる物を利用してジュリエット達を追いつめていきます・・・その巧妙さといったらほんともう、タチが悪すぎ!!・・・そんな中、過去の恐怖で凍りついていた彼女の心は、ニックの親切やビリーに対する思いやりに溶けていきます・・・いい奴よね、ニックも彼の弟トニーも・・・そして、ラストの展開に、気分はスッキリー!ざまあみろ!2009/04/12
こえん
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DV夫が元妻(主人公)を捕らえようとして起こす、一連の事件に関わった人間のドラマが良かった。展開自体に意外性は感じなかったけど、楽しめたのは主人公の息子を含む脇役が良かったから。終わり方も○(期待どおり!)2009/01/04
ももんが
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主人公は、DV夫から逃げる女性と、その暴力夫がおこした人質事件に交渉人としてかかわった男性。良質のサスペンス。ハラハラどきどきしました。2008/12/21