内容説明
気がつけば、世界ビジネスから取り残される日本。したたかな「アラビアン・メンタリティ」の極意を学べ。世界のお金を動かす彼らの本当の姿とは?日本人がまだ知らないディープなアラブ世界。
目次
第1章 強運の持ち主、ドバイ(規制なし、治安よし。ビジネスには格好の地;「住みやすさ」の魅力で注目され続けるドバイ不動産 ほか)
第2章 アラブ諸国、いまどきの事情(ドバイにいる9割の外国人は「誰」なのか?;インド人inドバイ、中国人inドバイ ほか)
第3章 日本人には理解できないアラブ商人魂(非情だけれど、戦争こそがビジネスチャンス;「聞き上手が商売上手」アラブ商人の心得 ほか)
第4章 日本人が知らないアラブ庶民の素顔(日本人は「ハラキリ」をするのか?;クリスマスを祝い始めた中東の人々 ほか)
第5章 オイルマネーは世界を変えるのか?(いつまでもアメリカ経由でアラブを見る日本人;ネガティブ報道好き日本 ほか)
著者等紹介
トニー高橋[トニータカハシ]
1970年、東京生まれ。アメリカの大学でジャーナリズムを専攻後、ドバイへ。1995年からドバイを中心にアラブ世界と日本の懸け橋となり、ビジネス、メディア、旅行をメインとしたコーディネーション会社を経営。また、危険とされる中東エリアでの取材なども手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Humbaba
2
隣の芝生が青く見える.たとえ他所から見れば理想的な環境であったとしても,そこにはその場所なりの問題がある.また,人は周りを見ることで自分の状態を確認することが多いため,異なる文化から北人間とは解釈が大きく異なっていることが多い.2012/01/02
ispanoman
0
ドバイを中心にした現地事情からうかがい知れる世界の生のビジネスのありさまがテンポよく語られている。そして、日本のビジネスと、中国、韓国他のアジアのそれとの対比。【神風アタックとハラキリ】で共感をえている日本という切り口が象徴的。2013/05/22
b0nmr
0
日本大企業がアラブ圏で国際競争力を失いつつある理由、1.相手をじっと待てない、2.クイック・レスポンスがない、3.対等な立場で相手と接しない(社長と商談するなら社長が出向く必要がある)などなど。これは中国においても同じだと思う。アラブの人たちをちょっと知るのによい一冊です。2010/08/01
turtle
0
ドバイで働いている友人にプレゼントしようと思います。2009/07/20
赤星琢哉
0
ドバイいってみたいな。2008/10/28