内容説明
海舟が見すえていた近代日本の姿とは。幕末から現代まで、複雑に重なり合う歴史の局面と人間関係を、海舟、西郷隆盛、横井小楠を起点にした43人の人物相関図をもとにひも解いてゆく新しい試み。歴史の潮流で従来見落とされていた人間関係に注目し近代史を読み直す。
目次
1 勝海舟から始まる近代(勝海舟の野望;福岡と薩摩の深い関係 ほか)
2 海外の動きの中で考える明治(異なる文明との軋轢;西郷の憂鬱 ほか)
3 大正は明治の精神を生かしたか(日本流の近代化;変わらない人間の本質 ほか)
4 「日本人」を見失いかけた昭和(国の根幹はどこにあるのか;命を賭けるとはどういうことか ほか)
著者等紹介
浦辺登[ウラベノボル]
昭和31年(1956)、福岡県筑紫野市生まれ。福岡大学ドイツ語学科在学中から雑誌への投稿を行うが、卒業後もサラリーマン生活の傍ら投稿を続ける。近年はインターネットサイトの書評投稿に注力しているが、オンライン書店bk1では「書評の鉄人」の称号を得る。現在日本の近代史を中心に研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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