内容説明
タコの奇妙な習性を利用したタコ壼漁、海から恵みをもたらすタコの話など、多様な視点からタコと日本人と世界について考える。比類なき「タコ百科」。
目次
第1章 タコを騙す―漁撈(タコを獲る;タコに住まいを提供するタコ壼漁;タコに食を提供するタコ手釣り漁;世界の中のタコ漁)
第2章 タコに騙される―言葉と食(タコの特性;タコと言葉;タコを食べる;祭とタコ焼き)
第3章 タコと人が織りなす世界(タコの変身―水と陸の世界;蛸薬師・蛸地蔵の話―タコが海中から持ってくる;悪さをするタコ―陸に上がる;豊饒のシンボルとしてのタコ)
著者等紹介
平川敬治[ヒラカワケイジ]
1955年福岡県生まれ。九州大学教育研究センター、NHK福岡文化センター講師などを歴任。岩田屋コミュニティカレッジなどで講師を務める。考古学・地理学・民族学を専攻し、必ず自ら足を運ぶことをモットーに地域の香りのする総合的な比較文化の構築を目指す。主なフィールドは日本を含めた東アジア、西アジア、ヨーロッパで、今日も調査続行中。日本文化人類学会、日本オリエント学会、日本考古学協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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