感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ころりん
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二〇年前の本とはいえ、現代の神学者が、聖書、歴史(宗教改革から、現代に至る)、近代の諸教派との対話から、長老政治について整理してくれる筆裁きは、ぼくにとっては、斬新、爽快。 聖書から、ひとつのあるべき厳密な教会政治形態を導き出すことは、不可能であることがあきらかになる。 同時に、キホンとなる長老職の役割・性格(牧会・訓練!)についても丁寧に説き明かしてくれていました。 大事なのは、どんな制度か、以上に、その制度によって、教会の使命が果たされていくこと。 これも、コンテクスチュアライゼイション、です。2015/07/15