出版社内容情報
昭和10年竣工。今では建てることができない、アール・デコとモダニズムの最高傑作! 「開運!なんでも鑑定団」でおなじみ、世界的なおもちゃコレクター、北原照久が持つ最大のコレクションが、三浦半島、佐島の地に立つ旧竹田宮別邸だ。数奇な運命をたどった建物の謎の歴史に迫り、美しく、超貴重な建物を中と外から写真で巡る。建築物としてはもちろん、北原氏の集めたコレクションと邸宅のコラボレーションも見事。
内容説明
海をまるで庭にしてしまったようなこの佐島邸は、昭和初期の洋風建築の一つとして意義深い立ち位置にある。明治期、西洋の建築デザインを取り入れ、真似し始めた日本の建築様式が、大正から戦前にかけて一気にモダンになった、まさに最盛期に建てられた邸宅である。
著者等紹介
石田美菜子[イシダミナコ]
東京都出身、日大芸術学部写真学科卒。故・三木淳、塚原琢哉両氏に師事。広告スタジオアシスタントを経てフリー。広告撮影のほか日常の風景、日本の伝統、旅、信仰などを撮る。公益社団法人日本広告写真家協会正会員/財務省関税等不服審査会委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
奈良 楓
13
【とても良かった】● 図書館本。昭和の建築物が好きな方にはお勧めできる本。 ● 神奈川県の皇室に連なる方も使用されていた旧竹田宮別邸の写真集。 ●曲線の美しい建物で、建物のとある一部は建築基準法上作ることができないようです。令和の今は絶対建てられないような美しい建物。 ● 富士山を望む絶景のロケーション。 ●今は個人宅になっているようです。2025/01/03
Teo
1
これは素晴らしい。確か何かの本でこの家はチラと知っていたがこうやってとことん撮ってくれて中も分かると益々凄い家だと言うのが分かる。そしてこれをあのなんでも鑑定団の北原照久さんが購入してくれたのは本当に良かった。これを維持出来る人はあの人をおいて居ないと思う。2025/01/22
kaz
0
メンテナンスがたいへんそうだが、興味深い構造。図書館の内容紹介は『皇族の一人、竹田宮恆徳王が4年の歳月をかけて、三浦半島、佐島の地に建築した別邸を、2年の歳月をかけて撮影した写真で紹介。現在の所有者であるブリキのおもちゃコレクター・北原照久のコレクションも掲載する』。 2025/02/20