内容説明
ひっかきファニー、セイラムの魔女、グラームスの怪物、ロチェスターのラップ音、幽霊船フライング・ダッチマン…ほか世界中から集めた目撃譚全65話。科学では解明されない不思議な世界を味わおう。
目次
1章 大昔の幽霊
2章 19世紀の幽霊たち
3章 幽霊屋敷
4章 心優しき幽霊たち
5章 邪悪なもの
6章 亡霊と生霊
7章 動物や無生物の霊
8章 いたずら好きな精霊
9章 消えたヒッチハイカー/都市伝説
付録
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sin
68
近代に至るまでに報告されてきた幽霊の目撃談は紀元前にまで遡ってその記録が残されている。またそのうちのいくつかは騒がしい霊、所謂ポルターガイスト現象を報告した例が述べられていて興味深い。個人的には霊を見ることと、異音や物体の移動を霊の仕業とする従来の考え方には馴染めないものがあるが、いくつかの体験談に双方がセットで現れる処をみると一概に関連性を疑うのは間違っているのかもしれない。英国に比肩する幽霊話の多い国として日本が紹介されているが、例としてあげられたものは歌舞伎や芝居の演目が主で考察の浅さは否めない。2021/08/08
tulip
41
小学生の頃、この手の子供向けの本をワクワクしながら読んだものだ。こちらは紀元前から現代までの幽霊出現エピソードが集められている。伯爵家の図書室に現れる本を読む幽霊、ベルサイユに現れるのはマリー・アントワネットの幽霊?ポルターガイストは映画の中だけの話と思っていたが、そうでは無いようだ。と、図書館から借りたこの本をリビングに置いていたらお化け嫌いの旦那が本気で怒り狂い、一日実家に帰らされた…現実の方が怖い。2024/05/23
チャッピー
35
紀元前から現代まで記録に残る幽霊の目撃談とそれについての考察が延々と繰り返される。面白半分に読める本かと手を出したら思ったより真面目なものだった。2021/10/21
星落秋風五丈原
29
古代から現代まできっちり幽霊話を検証してくれる。2023/05/03
かおりんご
21
ホラー。ナショジオは、やっぱり面白い。海外の怖い話を収集したくなった。昔から、悪魔や幽霊の話はあったんだなぁ。2021/11/09
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