内容説明
遠くから愛を囁いているのは何番目の夫だったか（「記憶」）。孤独な少年がぬくもりを求めた相手は（「さくら」）。雨の靖国神社で出会った人（「めぐりあい」）。若い女性にうつつを抜かす父、亡き夫の親友に抱かれる女、全てを知りながら許す母。悪いのは、いったい誰（「ふしだら」）。最期まで小説を書き続けた著者の珠玉の小説集。
感想・レビュー
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スリカータ
13
短編集。寂聴さんご自身がモデルかと思われるストーリーもありました。漢字の使い方、送り仮名などに違和感がありました。校正は敢えて寂聴さんの書いたままにしたのかもしれませんが。80代でこの創作は、やはり凄いと思います。2023/11/08
