内容説明
いま海を守らなければ、永遠にチャンスを逃すことになる。豊富な体験と最新の知見をもとに、海洋生態調査の第一人者が訴える「青い地球」の憂鬱な現実と明日への処方箋。
目次
第1部 海は無限じゃない―幻想が生んだ惨状(クジラのいない海;減りつづける魚たち;海のシステムを支える生き物たち;海はゴミ箱?)
第2部 危機の現実―海とともにある人類の運命(失われる生物多様性;海底に眠る資源;変わる気候、変わる化学組成)
第3部 海の未来のために―いま私たちがすべきこと(海を探る―知ることが第一歩;海を治める―海洋法と国際的な取り組み;海の恵みを育てる―賢い水産養殖とは;海を守る―海洋保護区の拡大を目指して)
著者等紹介
アール,シルビア・A.[アール,シルビアA.][Earle,Sylvia A.]
1935年米国ニュージャージー州生まれ。海洋探検家、海洋学者で、米ナショナル・ジオグラフィック協会付き研究者。ニューヨーク・タイムズ紙から「深海の女王陛下」「チョウザメ将軍」などのニックネームを与えられ、1998年にはタイム誌の「地球のヒーロー」に選ばれた。海洋生態系調査における第一人者として総計6500時間以上におよぶ70回以上の潜水遠征をし、水深1000メートルでの単独潜水を含むさまざまな潜水歴を持つ。2009年には、「世界を変えようとしている人物」に毎年贈られるTEDプライズを受賞
古賀祥子[コガサチコ]
東京外国語大学外国語学部英米語学科卒。コンピューターメーカー、外務省所管の公益法人勤務を経て翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かず
mariyuni