内容説明
公園より小さいのに、すごい国―映画『天使と悪魔』で注目のバチカン。国土はセントラルパークの8分の1だが、信徒11億人に及ぶカトリックの総本山として歴史と信仰のパワーに満ちている。密着取材でとらえた知られざる素顔を、豊富な写真で紹介する。
目次
1 魂の王国
2 ペトロの遺産
3 教皇庁
4 バチカン市国
5 バチカンの宝物
6 近代の教皇たち
7 ベネディクト16世と現代世界
教皇一覧
著者等紹介
マクダウェル,バート[マクダウェル,バート][McDowell,Bart]
32年にわたり「ナショナルジオグラフィック」誌で活躍し、世界各地を取材。旧ソ連をはじめとするヨーロッパや、アジア、南米などの特集記事およそ30本を担当した
スタンフィールド,ジェームズ・L.[スタンフィールド,ジェームズL.][Stanfield,James L.]
「ナショナルジオグラフィック」誌を代表する写真家の一人。生来の情熱と好奇心、対象に密着した取材が持ち味の実力派で、受賞歴多数。1966年より同誌で活躍し、担当記事65本、撮影地120カ国以上におよぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユーリ
6
うーん重厚。写真をパラパラ見ただけでもお腹一杯になりました。実際バチカンに行ったら頭がクラクラしそうです。ベルニーニ、ミケランジェロ等の芸術作品に惹かれて読んでみましたが、バチカンで暮らす人々の、意外と質素で普通な生活が垣間見られて良かったです。壮麗な建築に圧倒されて凄いイメージを持ってしまいますが、住んでいる人達はみんな普通の人間で、毎日ごはん食べなきゃいけないし、維持費が大変とか、現実的な問題がたくさんあって当然ですね。バチカンは今でも活きている組織で、時代と共に変わって行くしそうあるべきなのですね。2013/04/28
茶器
4
『素顔』というタイトルの通り、バチカンで生活する人々の日常が収められていてよかった。談笑する枢機卿。慣れないライフルに悪戦苦闘する新人スイス衛兵。乳香の煙りに包まれる木曜礼拝。祈りを捧げる修道女たち。写真の美しさもさることながら、丁寧な取材によって書かれた文章も取っ付きやすく読みやすかった。2017/02/25
nrm
4
大判の写真が豊富。見ごたえがあり、眺めているだけでも満足できます。記事はバチカンに関わるさまざまな人々へのインタビューなどで、内実がうかがえます。NHKの深夜に放送している、海外で制作されたドキュメンタリー番組のような印象の本です。2009/10/14
calaf
3
もしかしたら、ここの行政府は世界一効率的なのでは?現在ではコンクラーヴェでも、寝る時には外に出てくる事になったのか...2009/11/04
Marina
2
注文して受け取って、本の重さにびっくり。写真版ドキュメンタリーですね。観光客では見られないところを見せていただきました。写真が美しい!イメージとして聖職者の方々は微笑むか大真面目な顔しかないような気がしてたのですが、楽しそうに笑ってらっしゃる顔とか見てなんだかほっとしました。2013/11/04
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