出版社内容情報
「私と小鳥と鈴と」「こだまでしょうか」「星とたんぽぽ」…今や広く知られる童謡詩人金子みすゞですが、1982年に3冊の遺稿手帳が発見されるまでは、無名の存在でした。JULA出版局は、遺族から遺稿手帳を預かり1984年に最初の『金子みすゞ全集』を出版、以後、絶やさず全集を発行してきました。
2023年、金子みすゞ生誕120年に先がけ、全512編を1冊に収録して刊行。現在手にとっていただける唯一の金子みすゞの全集です!
みすゞを世に広めた矢崎節夫氏による解説や略年譜も収録。巻末には詩を50音検索できる索引も。
内容説明
「大漁」「私と小鳥と鈴と」「こだまでしょうか」みすゞが残した512編。すべて読める唯一の全集。
目次
美しい町(空のあちら;砂の王国;おとむらいの日;大漁;大人のおもちゃ;きのうの山車)
空のかあさま(空のかあさま;土のばあや;花のたましい;独楽の実;いろはかるた;空いろの花)
さみしい王女(世界中の王様;芒とお日さま;橙の花;空いろの帆;仙崎八景;鯨捕り;波の子守唄)
著者等紹介
金子みすゞ[カネコミスズ]
本名、金子テル。明治36(1903)年、山口県大津郡仙崎村(今の長門市)に生まれる。大正末期から昭和の初期にかけてすぐれた童謡を発表し、西條八十に「若き童謡詩人の中の巨星」とまで称賛されながら、昭和5(1930)年、26歳の若さで世を去った。童謡詩人・矢崎節夫の長年の努力によって512編の遺稿が見つかり、没後50余年を経て、全集として出版された。平成15(2003)年4月には、みすゞ生誕100年を記念して、長門市立金子みすゞ記念館が開館。また、現在までに13の言語に翻訳され、その魅力は世界に広がりつつある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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