出版社内容情報
清永 安雄[キヨナガ ヤスオ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あきあかね
14
茅葺屋根の家や昔ながらの蔵、緑滴るのどかな農村の風景、小雪の舞う温泉街、一風変わった数々のお祭りー本書では、必ずしも著名な観光スポットではなく、東北の人びとの暮らしや息づかいが感じられる場所が多く取り上げられている。 仙台の街にひっそりと佇む晩翠草堂や一番町商店街も懐かしく、旅人としてではなく、一時でも暮らしたことのある場所は自身の心の一部となり、郷愁を誘うように思えた。 東北を舞台とした映画の紹介もなされているが、『飢餓海峡』や『砂の器』『おくりびと』などどこか陰影のある作品が多いのが印象的だった。2023/02/06
kaz
1
戦前の暮らしがそのまま残っているような地域も。文化という面で言えばできるだけ残ってほしいが、生活者という面で言えばやはりだんだん無くなっていくのだろう。図書館の内容紹介は『美しい日本の原風景と、その地で紡がれてきた歴史や物語をオールカラーの写真で紹介する。東北は、青森、岩手、秋田、宮城、山形、福島を取り上げる。各県の重要伝統的建造物群保存地区も収録』。 2023/01/22