出版社内容情報
◎遺伝子組換え作物とゲノム編集食品の明暗
遺伝子組み換え作物の栽培・流通が米国で始まってから30年になる。
日本でも組換え作物を輸入して30年が経った。
この30年間、日本ではいったい何が起きていたのだろうか。
国産の組換え作物の開発が遅れ、ゲノム編集食品の開発が先行できたのはなぜなのだろうか。
そうした謎を、10人の有識者が懇切丁寧に解説する。
【目次】
第1章 「失われた30年」を取り戻すことはできるか(小島正美)/なぜ、遺伝子組換え作物の商業栽培に挑むのか(徳本修一)
第2章 世界に広がる遺伝子組換え作物と北海道の条例(小島正美)/なぜ、北海道で遺伝子組換え大豆を栽培したのか/宮井能雅
第3章 モンサント社から見たGM作物の歴史と教訓(山根精一郎)
第4章 生協における遺伝子組換え作物反対運動の30年(吉澤正義)
第5章 研究者が見た遺伝子組換え作物の開発と規制の変遷(田部井豊)
第6章 地道に続けたリスクコミュニケーション(佐々義子)/日本の遺伝子組換え表示制度はいかにして生まれたか(中村啓一)
第7章 GM作物の安全性をめぐるフェイクニュースと科学論争(唐木英明)
第8章 ゲノム編集食品の現在と未来(小泉望)
※内容は予告なく変更となる可能性がございます
内容説明
なぜ日本は世界から取り残されたのか。ゲノム編集食品では世界の先頭を走れるのか。10人の識者による30年の検証から見えてきた最新ファクト。
目次
第1章 「失われた30年」を取り戻すことはできるか
第2章 世界に広がる遺伝子組換え作物と北海道の条例
第3章 モンサント社から見た遺伝子組換え作物の歴史と教訓
第4章 生協における遺伝子組換え作物反対運動の30年
第5章 研究者が見た遺伝子組換え作物の開発と規制の変遷
第6章 地道なGMのリスクコミュニケーション
第7章 GM作物の安全性をめぐるフェイクニュースと科学論争
第8章 ゲノム編集食品の現在と未来
著者等紹介
小島正美[コジママサミ]
1951年愛知県犬山市生まれ。愛知県立大学卒業後、毎日新聞社入社。松本支局を経て、東京本社生活報道部で食・健康・医療・環境問題を担当。2018年退職。東京理科大学・元非常勤講師。現在「食生活ジャーナリストの会」代表
山根精一郎[ヤマネセイイチロウ]
1947年東京都生まれ。東京大学農学系大学院博士課程修了。1976年、日本モンサント株式会社入社、1900年代初頭から遺伝子組換え作物に携わり、2002年、代表取締役社長。2017年3月、日本モンサント株式会社退社、同年4月に株式会社アグリシーズ設立、代表取締役社長。遺伝子組換え作物の日本での栽培を目指した活動を行っている
吉澤正義[ヨシザワマサヨシ]
1964年神奈川県に生まれる。金融機関に勤めるも2年でドロップアウト、インド周辺をふらふらとして26歳で、「日本の農業を守る」という理念を掲げた東都生活協同組合に入職。配送部門、農産部門、品質管理部門、営業部門を経て2024年に定年退職。現在は東京都内の青果卸に勤務中
田部井豊[タベイユタカ]
東洋大学客員教授。1958年生まれ。宇都宮大学農学部卒。農林水産省入省野菜試験場研究員、農林省農林水産技術会議事務局課長補佐、農研機構・生物機能利用研究部門遺伝子利用基盤研究領域・領域長などを経て、2022年4月から東洋大学食環境科学部食環境学科教授、24年4月から客員教授
佐々義子[サッサヨシコ]
特定非営利活動法人くらしとバイオプラザ21 常務理事。立教大学理学部卒業。筑波大学大学院博士課程修了。博士(生物科学)。バイオテクノロジーを中心としたリスクコミュニケーションとサイエンスコミュニケーションの実践と研究を行う
唐木英明[カラキヒデアキ]
東京大学名誉教授。1964年東京大学農学部獣医学科卒。農学博士、獣医師。東京大学農学部教授、日本学術会議副会長、倉敷芸術科学大学学長などを経て現職
小泉望[コイズミノゾム]
大阪公立大学農学研究科教授。株式会社食のミカタ取締役。京都大学農学部卒業、農学研究科修了。博士(農学)。植物分子生物学、植物バイオテクノロジーに関する研究に加えて食に関するコミュニケーション活動にも関わる
徳本修一[トクモトシュウイチ]
1975年生まれ。鳥取市出身。2012年に就農(現在・農業法人トゥリーアンドノーフ代表取締役)。鳥取市の農地110haで主食用米や飼料の生産を行う。節水型乾田直播や衛星・AI技術など活用し、より生産性を高める米作りに取り組む。NHK日曜討論への生出演、テレビ東京「ガイアの夜明け」の特集など、農業現場の「生の声」を社会へ積極的に発信している。日本バイオ作物ネットワーク理事長。農水省食料・農業・農村政策審議会委員
宮井能雅[ミヤイヨシマサ]
1958年生まれ。北海道長沼町出身。35歳で農場の経営を任され、当初は40ヘクタールだった農地を120ヘクタール(借地含む)に拡大。従業員2人を雇い、小麦、そばなどを栽培。得意の英語を駆使して米国の最新技術の導入に励み、農業経営・政策に関する情報も発信中。現在「西南農場」代表
中村啓一[ナカムラケイイチ]
農林水産省消費・安全局食品表示・規格監視室長、総合食料局消費流通課課長、公益財団法人食の安全・安心財団常務理事を経て、2022年より食の信頼向上をめざす会事務局長。農林水産省では食品表示の監視業務に携わり、様々な食品偽装を摘発(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



