出版社内容情報
◎中国古代の思想書『老子』『荘子』は、実は意外なほど日本人の生活にふかくとけこんでいる。
しなやかに、自然に生きる。それはまさに私たちの理想でもある。
誰でも知っている「大器晩成」「朝三暮四」「胡蝶の夢」「上善如水」などのことわざは、すべて中国古代の思想書『老子』『荘子』の教えから来ています。老子と荘子、ふたりの偉大な哲学家の考えは、まとめて「老荘思想」と呼ばれますが、社会において人間がどうふるまうべきかはもちろん、自然観や宇宙観までもを含んだ壮大な思想です。過剰を嫌い、むやみに人と争わず、私心や自己顕示欲から遠ざかる。今を大事にし、自分を空にして、トラブルなどの雑事を身の回りに寄せつけない。60歳を超えて老荘の教えがさらに自分にフィットしてきたという著者が、だれにでもできる老荘思想の実践編をやさしく伝授します。
内容説明
流されず、流れるように生きる。あなたの毎日が最高になる「無為自然」な生き方のコツを教えます。
目次
第1章 老子(道1 道とはどんなものか;道2 道とは「大」なるもの;道3 道は「大」であり「一」である;無・空・無為1 自然な動きには無駄がない(無為自然)
無・空・無為2 すべての根底に「無」がある ほか)
第2章 荘子(万物斉同1 すべてのものは、等しく一つである(万物斉同)
万物斉同2 表面的なものに左右されない(朝三暮四)
万物斉同3 夢と現実は、つながっている(胡蝶の夢)
自然と一体になる1 「道」はどんなところにもある
自然と一体になる2 手を付けてはいけないものがある ほか)
著者等紹介
齋藤孝[サイトウタカシ]
明治大学文学部教授。1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て現職。専門は、教育学、身体論、コミュニケーション論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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