出版社内容情報
台湾リピーターの日本人にもまだあまり知られていない屏東。
そんな屏東の魅力を、日台の懸け橋となる作家たちが語り尽くす
貴重な旅エッセイ&ガイド
読めば必ず屏東を訪れたくなるはず!
内容説明
屏東に魅せられた作家たちが語り尽くす旅エッセイ&ガイド。
目次
第1部 屏東に息づく日本(懐古の街を訪ねて;何者かになりたくて;屏東のなかの「日本」;歴史を知り、未来を考える)
第2部 屏東の食を訪ねて(屏東で食べる;屏東の味を支える調味料;大地と海からの恵み)
第3部 異文化に出会う(海を愛する人々;山に生きる人々;土地に深く根差すアート;客家の文化に親しむ)
著者等紹介
一青妙[ヒトトタエ]
作家・女優・歯科医。台湾人の父と日本人の母との間に生まれ、幼少期を台湾で過ごし、11歳から日本で暮らし始める。日台をつなぐ交流活動に力を入れている
山脇りこ[ヤマワキリコ]
料理家・文筆家
大洞敦史[ダイドウアツシ]
文筆家、三線奏者、蕎麦職人、台湾政府認定観光ガイド、法廷通訳、台南市日本人協会副理事長。1984年東京生まれ。2012年台南市に移住、レストラン「洞蕎麦」を5年間経営し、現在「鶴恩翻訳社」代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
R
29
台湾南部・屏東の今について教えてくれる本。3人の語り手がそれぞれの経験をもとに、しっかりとした取材の成果がまとまってるのでわかりやすいし、魅力的な内容ばかりでとてもよかった。かなり田舎のようだけど、そのあくせくしていないところがとても良さそうで、台湾でも熱帯にあたるからかフルーツも豊富で魅力いっぱいだなと興味をそそられた。日本から移住した人もいるようで、魅力あふれる土地だと旅心を強く刺激された。2024/06/13
ねこやすみ
1
ガイドブックではなかなか紹介されない屏東の魅力を、3人の著者がそれぞれのテーマで語る。台湾旅行に行く前に読み、短い時間だが屏東駅周辺を周ってきた。駅前で悠々と二胡を奏でるおじさん、大和ホテルのある五差路、秋林牛乳大王の絶品パパイヤミルク、困った時に全力で助けてくれたコンビニの店員さん、地味だけどなんだか印象に残る街だった。機会があれば、今度は広い屏東県のいろんなところをのんびりまわってみたい。2024/04/30