出版社内容情報
「 歎異抄」は、司馬遼太郎や吉本隆明、西田幾太郎などの知識人にも多大な影響を与えた宗教書です。中世最大の宗教者であった親鸞の生の言葉を聞いていた弟子が、親鸞没後の世界にはびこる「異説」を「歎き」、正しい言葉を伝えていこうというのが基本スタイル。「善人なおもって往生を遂ぐ、いわんや悪人をや」など、一見平易でありながら逆説の効いた表現や、奥書には「みだりに見せてはならない」という一文があるように、時代を超えた命題を提示し、ずっと考え続けられる、奥深い魅力を持っています。古今東西の多数の名著を解読してきた著者が図解する「歎異抄」から、現代を生きていく「地力」を受け取ってください!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
らる
2
念仏すると本当に浄土に生まれるのかは、自身にはわからない。師の教えを信じ、一切の疑いをはさまない/自分でやっていると思えば、他人に対してイライラする。自分のしたことも含め天のなせるわざ、阿弥陀様のはからいだ、と考えれば平安な心でいられる/他力とはある大きな力におまかせする、ということ。他力に任せた安心感によって、チャレンジすることもできるようになる/他力=自然2023/11/05
ゼロ投資大学
1
他力の考え方を人生に活かす方法を教えてくれる「歎異抄」を図解でわかりやすく解説する。親鸞の弟子の唯円が、師の教えを聞いて耳に溜まっている言葉を書き記したのが「歎異抄」です。煩悩から解放され、迷いを断ち切ることで、人生に前向きになれる珠玉のエッセンスが詰まっています。2023/05/09
cebola6
1
斉藤先生が分かりやすく説明くれます。2023/03/12